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葉酸サプリおすすめ10選【2025年】妊活・妊娠中の商品の選び方

葉酸サプリおすすめ10選 妊活・妊娠中の商品の選び方

これからママになる準備を始める方や妊娠中の女性にとって、葉酸は厚生労働省も摂取を呼びかけている大切な栄養素の一つです。

当記事では2025年の最新情報をもとに、おすすめの葉酸サプリ10製品について、選ぶ際のポイントでもある5つの項目で比較・紹介していきます。

また、葉酸サプリの選び方のポイントや、摂取が推奨されている背景、目安となる摂取方法などについても併せて解説していきます。

スクロールできます
葉酸サプリおすすめの方価格(税込)葉酸含有量
ベルタ葉酸サプリ妊娠中通常価格:5,980円
定期:
初回1,980円
2回目以降3,980円
480μg
(酵母由来)
ママニック葉酸サプリ妊娠中通常価格:5,400円
定期:
初回1,620円
2回目以降3,780円
400μg
mitete葉酸サプリ妊娠中通常価格:1,836円
定期(30日分×3セット)
初回2,754円
2回目以降4,404円
480µg
エレビット妊娠中通常価格:4,980円
定期:
4,050円(3回以上)
800μg
プレミン®妊娠を考えている通常価格:4,980円
定期毎月:3,980円
定期3ヶ月毎:11,500円
(3セット)
400μg
mitas葉酸サプリメント妊娠を考えている通常価格:5,940円
定期:
初回4,298円
2回目以降5,378円
400μg
makana葉酸サプリ妊娠を考えている通常価格:6,580円
定期:
初回3,980円
2回目以降5,980円
400μg
ネイチャーメイド 葉酸健康維持通常価格:918円400μg
ディアナチュラ 葉酸健康維持通常価格:615円400μg
DHC 葉酸健康維持通常価格:258円400μg

※ 葉酸量は製品の表示を参考に記載しています。摂取の際は各製品の目安量を守りましょう。

目次

人気の葉酸サプリおすすめ【10選】妊活・妊娠期の栄養バランスを考えた商品を紹介

妊活中、妊娠中、そして産後・授乳期の女性にとって、葉酸は厚生労働省で付加量が必要と定めている栄養素の一つです。しかし、いざ葉酸サプリを選ぼうとすると種類が多く、どれを選べばよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

そこでこの記事では、葉酸の含有量、ビタミンやミネラルなどその他成分の配合状況、製造や品質管理への取り組み、価格のバランスなどをそれぞれ比較した10商品をご紹介します。

ベルタ葉酸サプリは妊娠中に摂りたい栄養素85種類をバランスよく配合

ベルタ葉酸サプリ
価格(税込)通常価格:5,980円
定期:初回1,980円/2回目以降3,980円
内容量・形状タブレット120粒(約30日分)
※1日4粒目安
葉酸含有量480µg(酵母由来)
その他の成分鉄、カルシウム、ビタミンB1・B2・B6・B12・C・D・E、亜鉛など全85種類
製造・品質管理GMP認定工場製造
安心安全マーク(放射性物質検査済)
放射能・残留農薬試験済

ベルタ葉酸サプリは妊娠を考えている方や妊娠中の栄養補給におすすめのサプリメントです。

葉酸の認知度と摂取率向上のため、日本全国300以上の地方自治体(2024年7月時点)の取り組みに協力し、母子手帳配布と合わせベルタ葉酸サプリのサンプル(5日分)の無償提供を行なっています。

このサプリの大きな特徴は、85種類という豊富な配合成分です。葉酸はもちろん、鉄、亜鉛、ビタミンB6、ビタミンEを、厚生労働省の定めた妊娠中の食事摂取基準に基づいて推奨量配合しています。一つのサプリで多くの栄養素を摂取したい方や、多くの方に選ばれている葉酸サプリを選びたい方におすすめです。

ママニック葉酸サプリはタブレットのにおいを抑えたコーティングを採用

ママニック葉酸サプリ
価格(税込)通常価格:5,400円
定期:初回1,620円/2回目以降3,780円
内容量・形状タブレット9mm×124粒(約31日分)
※1日4粒目安
葉酸含有量400 µg
その他の成分鉄分、カルシウム 他、全23種類のビタミン・ミネラル・アミノ酸、国産野菜や美容成分など配合 
製造・品質管理GMP認定工場製造
安心安全マーク(放射性物質検査済)
放射能・残留農薬試験済

ママニック葉酸サプリは、モノグルタミン酸型葉酸を400μgを配合し、さらに不足しがちな鉄分15mgとカルシウム250mgを含有した葉酸サプリです。

ビタミン、ミネラル、アミノ酸など合計40種類以上の栄養成分を、妊娠初期から授乳期までの時期にバランスの取れた食生活をサポートできるよう配合しています。不要な添加物や過剰摂取の危険性も考慮し、調整されています。

粒の大きさは9mmサイズで匂いを抑えたコーティングを採用したサプリメントです。

mitete葉酸サプリは女性の声を参考に開発された製品

mitete葉酸サプリ
価格(税込)通常価格:1,836円
定期(30日分×3セット):
初回2,754円/2回目以降4,404円
内容量・形状タブレット8mm×120粒(約30日分)
※1日4粒目安
葉酸含有量480µg
その他の成分カルシウム、鉄、8種のビタミン、6種の栄養素
製造・品質管理GMP認定工場製造(GMPマークはなし)

mitete葉酸サプリは、長年の葉酸サプリ販売実績を持つAFCが「女性100人の声から生まれた」をコンセプトに開発した製品です。特徴はなんといっても、高品質ながらも続けやすい価格設定です。

配合されている成分はユーザーの声を反映し、葉酸のほかにカルシウム200mg、鉄15mg、クリスパタス菌4億個(新配合)、ナノ型乳酸菌nEF50億個(新配合)、そして8種類のビタミンと4種類のミネラルを配合。また粒が大きいから飲み込みにくいという声をもとに8mmと小さい粒にし、原材料をコーティングしたうえ一粒一粒をコーティングして気になる匂いを抑えています。

毎日飲むものだからこそ続けやすいものにしたい、と考える方に最適な選択肢の一つです。

エレビットは製薬会社が開発した高含有量の葉酸サプリ

エレビット
価格(税込)通常価格:4,980円
定期購入:4,050円(3回以上)
内容量・形状タブレット90粒(約30日分)
※1日3粒目安
葉酸含有量800µg
その他の成分ビタミンB2、B6、B12、ビタミンC、亜鉛、他妊活中に必要な栄養素を配合
製造・品質管理GMP認定工場製造
放射能・残留農薬試験済

エレビットは、世界的に事業を展開する製薬会社・バイエル薬品が開発した葉酸サプリメントです。ビタミンB群やビタミンC、亜鉛など各種栄養素が配合されています。

このサプリの特徴は、葉酸の含有量が800μgという高含有量である点です。一般的な葉酸サプリが400μg配合であることと比較すると、2倍の含有量となっています。

プレミン®は時期別に成分配合を変えたシリーズ展開が特徴

プレミン®
価格(税込)通常価格:4,980円
定期毎月:3,980円
定期3ヶ月毎:11,500円(3セット)
内容量・形状タブレット8.9mm×124粒(約31日分)
※1日4粒目安
葉酸含有量400µg
その他の成分カルシウム、ヘム鉄、マグネシウム、亜鉛など14種類のビタミンとミネラル
製造・品質管理GMP認定工場製造
安心安全マーク(放射性物質検査済)
放射能・残留農薬試験済

ゲンナイ製薬のプレミン®シリーズは、ライフステージごとの栄養バランスに配慮した葉酸サプリです。厚生労働省が推奨する葉酸の付加摂取量に合わせ、「妊娠を考えている方や妊娠初期向け」「妊娠中期から出産まで」「出産後から授乳期まで」と、それぞれの時期に合わせた成分配合となっています。

また、厚生労働省が推奨していない美容成分など不要なものは入れず、使用している原材料の原産国・最終加工国をすべて開示するなど品質管理面でも配慮がされています。

時期や目的に合わせて葉酸サプリを選びたい方にとって、選択肢のひとつとなる製品です。

mitas葉酸サプリは妊娠を考えている方に葉酸と和漢素材を組み合わせたサプリ

mitas葉酸サプリ
価格(税込)通常価格:5,940円
定期:初回4,298円/2回目以降5,378円
内容量・形状タブレット120粒(約30日分)
※1日4粒目安
葉酸含有量400µg
その他の成分鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ビタミン、生姜、陳皮、なつめ、高麗人参、DHA、乳酸菌、ラクトフェリンなど26種類以上配合
製造・品質管理GMP認定工場製造
安心安全マーク(放射性物質検査済)
放射能試験済

mitas(ミタス)シリーズの葉酸サプリは妊娠を考えている方や妊娠中の方、産後授乳期とそれぞれの時期の栄養ニーズに配慮したサプリメントです。なかでもmitasは妊娠を考えている方の栄養補給に焦点をあてたサプリで、和漢素材を配合しているのが最大の特徴です。

スギ薬局やマツモトキヨシ、アカチャンホンポでも購入可能です。

makana葉酸サプリは日本産マカ配合で妊活中の方に選ばれている葉酸サプリ

makana葉酸サプリ
価格(税込)通常価格:6,580円
定期:初回3,980円/2回目以降5,980円
内容量・形状タブレット120粒(約30日分)
※1日4粒目安
葉酸含有量400µg
その他の成分日本産マカ、鉄分、ビタミン11種、野菜&果物30種、アミノ酸21種、など配合
製造・品質管理GMP認定工場製造
安心安全マーク(放射性物質検査済)
放射能・残留農薬試験済

makana葉酸サプリは、妊活期の栄養補給を目的として開発された栄養補助食品です。1日4粒で葉酸400µgをはじめ、日本産マカや金時しょうが、スピルリナ、ルイボスティーなどの植物由来成分を含み、食生活のサポートを意識した設計が特徴です。

また、DHA含有精製魚油や乳酸菌なども配合されており、幅広い栄養素を一度に補える点が魅力。製造はGMP認定工場で行われ、放射性物質検査も実施済み。日々の食事では補いきれない栄養素を、無理なく取り入れたい方に適した選択肢のひとつです。

なお、本品は特定保健用食品ではなく、疾病の治癒や予防を目的としたものではありません。摂取目安量を守り、食生活の一部としてご利用ください。

ネイチャーメイド 葉酸は製薬会社が手がける葉酸のみ配合のシンプル設計

ネイチャーメイド 葉酸
価格(税込)通常価格:918円
全国のドラッグストアでも購入可能
内容量・形状タブレット9.5mm×150粒(約75日分)
※1日2粒目安
葉酸含有量400µg
その他の成分なし
製造・品質管理cGMP(アメリカ食品医薬局が定めた食品品質の基準)

ネイチャーメイドは、大手製薬会社である大塚製薬が手がけるサプリメントブランドです。サプリメント先進国アメリカの品質基準、cGMPを満たした工場で製造されており、また大塚製薬独自の品質基準もクリアした製品です。

この製品2粒に400μgの葉酸を含んでおり、他のビタミンやミネラルを加えていない「葉酸単体」のサプリメントです。

モノグルタミン酸型の葉酸だけを的確に補いたい方、また、すでに他のビタミン剤やミネラルサプリを飲んでいて葉酸のみを追加したいという方などにおすすめです。ドラッグストアなどで手軽に購入でき、価格も続けやすい設定のため、サプリメント初心者の方でも始めやすい一品です。

ディアナチュラ 葉酸は葉酸の働きを助けるビタミンB群も一緒に摂取

ディアナチュラ 葉酸
価格(税込)通常価格:615円
内容量・形状タブレット×60粒(約60日分)
※1日1粒目安
葉酸含有量400µg
その他の成分ビタミンB6、B12
製造・品質管理GMP認定工場製造

アサヒのサプリディアナチュラは1日の摂取目安量1粒で400μgの葉酸を補給できます。また互いに関連し合って機能するビタミンB6とビタミンB12が一緒に配合されており、同時に摂取することで効率的な栄養補給が期待できます。

シンプルな配合とお手頃な価格、そして全国のドラッグストアで広く取り扱いがあり必要な時にすぐに購入できる利便性の高さも魅力です。

DHC 葉酸は手に取りやすい価格と入手しやすさが魅力

DHC 葉酸
価格(税込)通常価格:258円
内容量・形状タブレット30粒(約30日分)
※1日1粒目安
葉酸含有量400µg
その他の成分ビタミンB2、B6、B12
製造・品質管理GMP認定工場製造

DHCの葉酸サプリは、通常価格258円という安さと全国のコンビニやドラッグストアで手軽に購入できる利便性が最大のメリットです。毎日続けるものだからこそとにかく安く抑えたい!という方におすすめです。

1日1粒で400μgの葉酸を摂取でき、その働きを助けるビタミンB2、B6、B12も配合されています。

まずは葉酸サプリを試してみたいという初心者の方から、シンプルな配合と続けやすい価格を求める方まで、幅広いニーズに応えることができる定番の製品です。

葉酸サプリがおすすめされる理由とは?

葉酸サプリがおすすめされる理由

「なぜ、こんなにも葉酸サプリがおすすめされるの?」と、疑問に思う方もいるかもしれません。葉酸サプリの摂取が推奨されるのには、単なる流行や気休めではなく、次の3点が挙げられます。

厚生労働省からの情報提供がある

厚生労働省は、妊娠を計画している女性などに対し、食品以外からの葉酸の摂取を案内しています。

食事だけで必要量を確保しにくい場合がある

葉酸は熱や光に弱く、日々の食事だけで安定的にとり切れないことがあるため。

他の栄養素も一緒に管理しやすい

葉酸サプリによっては、妊娠期に意識したい栄養素が複数配合されているものもあるため、補助ツールとして選ばれやすい。

厚生労働省が葉酸摂取について案内している時期がある

葉酸は、体の発育や赤血球の形成などに関わる栄養素とされています。妊娠初期は体の重要な部分がつくられる時期とされ、葉酸に関する公的な情報提供が行われています。

厚生労働省は、妊娠を計画している女性に向けて、通常の食事に加え、食品以外(いわゆるサプリメントや栄養強化食品など)から1日400μgの葉酸をとるよう案内しています。

参考:神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について(厚生労働省)

葉酸は食事だけで必要量を安定して補うのが難しいことがある

「それほど大切な栄養素なら、食事からしっかり摂れば良いのでは?」と考えるのは自然なことです。葉酸はほうれん草やブロッコリーなど緑黄色野菜や枝豆、いちごなどに多く含まれています。

しかし、葉酸には食事だけで必要量を安定して補うのが難しい、いくつかの理由があります。

葉酸の熱や光に弱い特性

まず、葉酸は熱や光に非常に弱い水溶性ビタミンです。調理過程での損失を受けやすく、例えば葉酸が豊富なほうれん草も、茹でることで含有量が減ると言われています。炒めたり煮たりする調理過程で、多くの葉酸が壊れてしまうのです。

天然葉酸と合成葉酸の吸収率の違い

葉酸には大きく分けて2つの種類があり、ほうれん草など食品に含まれる天然葉酸(ポリグルタミン酸型)と、サプリメントや栄養強化食品などに含まれる合成葉酸(モノグルタミン酸型)があります。

合成葉酸と食品中の葉酸は体内での利用効率に差があり、合成葉酸(サプリメント等)の吸収率は約85%と高いです。対して、食品中の葉酸の利用効率は代謝過程に様々な段階があるため低下し、いくつかの研究では約50%程度と見積もられています。

天然葉酸(Folate)合成葉酸(Folic Acid)
摂取方法緑黄色野菜、果物、豆類、肝臓など自然の食品中サプリメント、栄養強化食品
化学構造ポリグルタミン酸型
(複雑な構造)
モノグルタミン酸型
(単純で安定)
利用効率約50%(食品中)約85%(食事と一緒に摂取時)
安定性熱・光・酸化に弱く、調理で損失しやすい化学的に安定

このため、食品以外から補う方法を取り入れると、調理による変動の影響を受けにくく、摂取量を管理しやすくなります。

なお、合成葉酸には上限量(耐容上限量)が設けられているため、過剰摂取を避ける配慮が必要です。

参考:葉酸卵、ほうれん草およびアスパラガスの葉酸量に及ぼす加熱調理操作の影響|一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集

鉄分やカルシウムなど妊娠期に意識したい栄養素を一緒に管理しやすい

多くの葉酸サプリは、葉酸単体ではなく、妊娠から授乳期にかけて不足しがちな他の栄養素も一緒に補えるように設計されています。この「プラスアルファ」も、葉酸サプリがおすすめされる理由の一つです。

妊娠中は、赤ちゃんや胎盤に栄養を送るために血液量が増えるなど、体内でさまざまな変化が起こります。その結果、鉄分の必要量も増加すると言われています。実際に、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」でも、妊娠中期から後期にかけては鉄分の付加量が設定されています。

つわりで食事が偏りがちな時期や、忙しくてバランスの取れた食事が難しい時でも、こうした栄養素が含まれるサプリメントを取り入れることで、食生活をサポートしやすくなるでしょう。あれこれ複数のサプリを飲む手間が省けるという点も、忙しい女性にとっては嬉しいメリットと言えるでしょう。

後悔しない葉酸サプリの選び方とチェックすべき5つのポイント

後悔しない葉酸サプリの選び方とチェックすべき5つのポイント

葉酸サプリは一定期間、継続して飲み続けることになります。数多くの葉酸サプリの中から、後悔しないためにチェックすべき5つのポイントをお伝えします。

基本的な葉酸の含有量や、続けやすさに関わる価格や形状、そして毎日口にするものだからこそ重視したい品質管理体制について、一つずつ確認していきましょう。

葉酸の含有量で選ぶ【400μgが目安】

葉酸サプリを選ぶ上で、まずチェックしたいのが「葉酸の含有量」です。厚生労働省では妊娠を考えている方や妊娠初期の女性に、通常の食事に加えて1日あたり400μg(0.4mg)の葉酸(モノグルタミン酸型)をとるよう案内しています。

選ぶときは、パッケージや公式サイトの栄養成分表示を見て「1日の目安量で葉酸400μg」を満たしているかを確認。ここが基本の目安です。あわせて、上限量(耐容上限量)や摂り方の注意も表示でチェックしておきましょう。

無理なく続けられる価格設計かを見る

葉酸サプリは毎日続けて摂取することが望ましいとされています。そのため、「無理なく続けられる価格」であることも葉酸サプリを選ぶ上でポイントの一つになります。商品を選ぶ際は、1袋あたりの価格だけでなく、「1日あたりのコスト」を計算して比較するのがおすすめです。

定期コースは、価格や配送の設定が用意されている場合も。買い忘れ対策には便利ですが、最低継続回数や解約方法、送料や支払い条件などは事前にチェックしましょう。自分のペースと予算に合うものを選びたいですね。

鉄分やビタミンなど葉酸以外の成分が自分に合うか

多くの葉酸サプリは鉄分やカルシウム、ビタミンB6・B12、ビタミンDなど妊娠中に意識したい栄養素をプラスし、製品ごとに特徴を出しています。自分の食生活や栄養バランスを踏まえて、必要な栄養素を補える製品を選ぶことが大切です。

例えば、妊娠中は血液量が増えるため、鉄分の需要が高まります。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によると、妊娠初期には+2.5mg、中・後期には+8.5mgの鉄分を食事に付加することが推奨されています。

    妊娠初期

    +2.5 mg/日

    妊娠中期〜後期

    +8.5 mg/日

    授乳期

    +2.0 mg/日

    参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

    食事でどのくらい摂れているかを振り返りつつ、不足しやすい栄養素を補える設計かどうかを確認しましょう。成分量は多ければ良いというものでもないので、上限量や相互作用の注意書きも忘れずに。

    飲みやすさも重要!粒の大きさや形状をチェック

    毎日続けるものだからこそ、成分や価格だけでなく、「飲みやすさ」も大切なポイントです。特に、においに敏感になったり飲み込みづらく感じたりする時期には、サプリの形状やにおいの有無が、続けられるかどうかを左右することもあります。

    葉酸サプリの飲みやすさでチェックしたいのは、以下のポイントです。

    • 粒の大きさ
    • 粒の形状(錠剤・カプセルなど)
    • 1日に飲む粒の目安量
    • におい・味の有無

    製品によっては、直径や厚みが小さく設計された小粒タイプや、表面がコーティングされていてにおいを感じにくいものなど、様々な工夫が凝らされています。

    また、錠剤やカプセルを飲むのが苦手な方には、水なしで噛んで食べられる「チュアブルタイプ」という選択肢もあります。公式サイトで粒の大きさが実寸大で紹介されていたり、口コミサイトで実際に飲んだ人の感想が書かれていたりするので、購入前に確認しておくといいでしょう。

    GMP認定工場など品質管理に配慮された製品を選ぶ

    妊娠中という、母体と赤ちゃんにとってとてもデリケートな時期に口にするものだからこそ、「品質や安全性への配慮」は特に重視したいポイントです。衛生面や製造工程が適切に管理された製品を選ぶよう心がけましょう。

    こうした製品を確認する手がかりのひとつが、「GMP認定工場」で製造されているかどうかです。

    GMPとは、Good Manufacturing Practice(適正製造規範) の略で、 原材料の受け入れから製造、出荷まで全ての過程において、製品が「安全」に作られ、 「一定の品質」 が保たれるようにするための製造工程管理基準のことです。

    引用:GMPマークを目印に健康食品を選びましょう!|厚生労働省

    多くのサプリメントでは、パッケージや公式サイトにGMPマークが記載されています。

    そのほかにも、以下のようなチェックポイントがあります。

    • アレルギー表示がわかりやすいか
    • 放射能検査や残留農薬検査などが行われているか
    • メーカーが品質管理に関する情報を積極的に開示しているか

    これらの情報をチェックすることで、品質管理体制がしっかりしている製品を選びやすくなります。

    葉酸サプリはいつからいつまで飲む?時期別の適切な摂取目安

    葉酸サプリはいつからいつまで飲む?時期別の適切な摂取目安

    それでは葉酸サプリは具体的に、いつから飲み始めて、いつまで続ければ良いのでしょうか?

    ここでは「妊活期」「妊娠初期」「妊娠中期~授乳期」という3つの期間に分けて解説します。

    妊活期(妊娠1か月以上前)からのスタートが目安

    妊娠を考え始めたら、早めの準備がしやすくなります。厚生労働省の資料では、妊娠の1か月以上前から妊娠3か月ごろまで、通常の食事に加えて食品以外(サプリメント等)から1日400μgの葉酸(モノグルタミン酸型)をとるよう案内があります。

    妊娠のタイミングは予測しにくいため、妊活期からの取り入れが目安です。

    妊娠初期(〜おおよそ妊娠3か月)は特に意識したい時期

    妊娠がわかる時期には個人差がありますが、妊娠初期は体づくりが進む大切な段階。前述の「食事+サプリで1日400μg」の案内は、この時期をカバーするための目安でもあります。

    つわりで食事が偏りやすい日もありますよね。そんな日は、決めた量を管理しやすい形で補う発想です。

    飲み忘れ対策として、時間帯や置き場所を決めておくのも続けるコツ。なお、上限量の設定や摂り合わせの注意があるため、製品表示は必ずチェックしましょう。

    妊娠中期〜後期と授乳期も「自分に合う形」で継続を検討

    妊娠初期を過ぎても、葉酸は日々の食事で意識したい栄養素。日本人の食事摂取基準(2025年版)では、葉酸(食品由来の量を指す目安)の基準が示されています。

    葉酸の摂取量
    (平均値)
    葉酸の食事摂取
    推奨量
    通常の食品以外に
    含まれる葉酸
    成人女性219μg(30-39歳)240μg 
    妊娠前〜初期266μg240μg+400μg
    妊娠中期・後期240μg+240μg 
    授乳婦241μg240μg+100μg 

    妊娠3か月以降は「サプリから必ず400μgを追加する」という案内ではなく、食事での確保を基本に、必要に応じてサプリ等で調整する考え方。体調や食事量、かかりつけでの助言を踏まえながら、無理のない方法を選びましょう。

    継続する場合は、製品の摂取目安・上限量・相互作用(他の栄養素や薬との組み合わせ)に配慮が必要です。

    • サプリは「足りない分を補う」もの。まずはバランスのよい食事が土台です
    • 体質や状況には個人差があります。妊娠を考えている方、通院・服薬中の方は、医師・薬剤師・管理栄養士などに相談のうえで検討を
    • 公的資料や製品ラベルの最新情報を確認し、推奨量を守ることが大切です

    葉酸サプリのとり方と気をつけたいポイント

    自分に合う葉酸サプリが決まったら、次は「適切に、無理なく続ける」工夫に注目しましょう。

    目安量の確認、タイミング、飲み合わせの配慮など、押さえどころをまとめました。

    葉酸のとり過ぎに注意!1日の上限量の目安

    「体に良いものなら、たくさん飲んだ方がいいのでは?」と思うかもしれませんが、それは間違いです。葉酸は水に溶けやすいビタミンで、余分な量は尿として排出されやすい性質があり、通常の食品由来の葉酸では健康障害の報告はほとんどありません。

    しかし、サプリや栄養強化食品からの過剰摂取には配慮が必要です。ビタミンB12不足に気づきにくくなる可能性などが指摘されています。

    このため、サプリメント等から摂取する葉酸には「耐容上限量」が設定されています。

    年齢(男女共通)耐容上限量(1日あたり)
    18歳~29歳900μg
    30歳~64歳1,000μg

    特に複数のサプリを併用する場合や葉酸が添加されたシリアルなどを日常的に食べる方は、合計量がこの上限を超えないように注意しましょう。

    無添加やオーガニック製品を選ぶ際の注意点

    デリケートな時期に口にするものだからこそ、サプリメントの原材料にこだわりたいと考える方は多いでしょう。その選択肢として、「無添加」や「オーガニック」「自然」を謳う製品が注目されます。

    香料、着色料、保存料といった添加物を使用していない製品は、シンプルな原材料を好む方の選択肢の一つとなります。

    ただし、「無添加」と表示されていても何を添加していないか、逆にどんな成分が含まれているかは各メーカーにより違いがあります。科学的には無添加=安全ということにはなりません。

    大切なのは、製品の「中身」をしっかりと見極めることです。葉酸400μgがきちんと配合されているものかどうか、自分にとって不要な成分が入っていないか、成分表示をしっかり確認するようにしましょう。

    酸サプリの摂取方法とタイミング

    サプリメントは薬と違い、飲むタイミングが決められているわけではありません。

    飲むタイミングについて一つ、確実に言えるとすれば、習慣化しやすい決まった時間がおすすめです。朝食後など毎日決まった時間に飲むことをルールにすれば、飲み忘れを防ぐことができます。

    大切なのは継続的に摂取できるようにすることです。ご自身の生活リズムに合わせて、続けやすいタイミングを見つけてください。

    薬との飲み合わせで気をつけるべきこと

    日常的に薬を服用している場合には、葉酸サプリとの飲み合わせに注意が必要です。サプリメントに含まれる成分と医薬品の間で、副作用のリスクを引き上げるなど相互作用する可能性があるからです。

    葉酸サプリを始めたいと思ったら、まずは必ずかかりつけの医師に「このサプリを摂取したいのですが」と確認してください。自己判断でサプリを併用するのは絶対に避けましょう。

    葉酸サプリに関するよくある質問

    妊娠期の栄養管理において注目される葉酸サプリ。正しい知識をもとに、安心して取り入れるためのポイントをQ&A形式で解説します。

    葉酸サプリは飲まないほうがいい?

    葉酸サプリに対して「飲まない方がいい」との声がある背景には、過剰摂取への懸念が考えられます。葉酸は水溶性で排出されやすいものの、1日1,000μgを超えるとビタミンB12欠乏の兆候が隠れる可能性が指摘されています。

    また、薬との併用や成分への不安も影響しています。ただし、厚生労働省は妊娠1か月以上前から妊娠3か月までの間に、サプリから400μgの葉酸摂取を推奨しています。自己判断で避けるのではなく、正しい情報をもとに判断することが重要です。

    葉酸サプリは男性も飲んだ方がいい?

    葉酸は女性だけでなく、男性にも必要な栄養素です。「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によると成人男性の推奨摂取量は1日240μgとされており、妊活中の栄養管理にも役立ちます。

    最近では、亜鉛やコエンザイムQ10などを配合した男性向け葉酸サプリも登場しており、健康維持や栄養バランスの改善を目的に活用されています。男女問わず、日常的な栄養補給として葉酸を意識することが大切です。

    葉酸サプリでつわりに変化はある?

    葉酸そのものがつわりに直接影響する医学的根拠は確認されていません。ただし、葉酸サプリにはビタミンB6などの栄養素が含まれていることが多く、海外では妊娠期の栄養素として研究されています。

    とはいえ、サプリは医薬品ではないため、つわりの改善を目的とした使用は適切ではありません。体調に不安がある場合は、無理せず医師に相談することが大切です。

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