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デエビゴは通販で安く買える?オンラインクリニックのおすすめ10選

デエビゴは通販で安く買える?オンラインクリニックのおすすめ10選

デエビゴは処方箋医薬品のため、ドラッグストアや一般的な通販サイトでは購入できません。Amazonや楽天市場などの通販サイトで検索しても、サプリメントや健康食品は見つかりますが、デエビゴそのものは販売されていません。睡眠の悩みを抱えながら、医療費の負担や通院時間の確保に困っている方も多いのではないでしょうか。

実は、オンライン診療を利用すれば、自宅にいながら医師の診察を受けて、デエビゴを処方してもらうことが可能です。保険適用のクリニックなら対面診療と同じ3割負担で済みますし、自由診療でも診察料無料や定期便割引など、費用を抑える方法があります。

個人輸入サイトで販売しているケースもありますが、偽造薬のリスクがあり健康被害が生じても救済制度の対象にはなりません。

本記事では、デエビゴを安全かつ経済的に入手できるオンラインクリニック10選を紹介します。各クリニックの特徴や料金体系、診療時間などを比較しているので、自分に合ったクリニックが見つかるはずです。正しい方法で不眠症治療を始めて、質の良い睡眠を取り戻しましょう。

デエビゴ処方に対応!
\ オンライン診療クリニック /

スクロールできます
クリニック名デエビゴ5mg 30錠
(税込)
診察料
(税込)
送料
(税込)
診察時間
DMMオンラインクリニック7,370円~無料550円24時間
※年末年始を除く
デジタルクリニック7,480円~初診:1,650円
再診:無料
550円24時間
目次

デエビゴを安く買えるオンライン診療対応のクリニック10選

デエビゴを含む睡眠薬の処方を希望する方にとって、オンライン診療対応のクリニックは通院の負担を軽減しながら適切な治療を受けられる選択肢となりました。

各クリニックでは、初診料無料や土日診察対応、24時間受付など、それぞれ特徴的なサービスを展開。 料金体系も明確で、診察料込みの価格設定や、定期配送による割引制度を採用するクリニックも多く見られます。

睡眠専門医による診察や薬剤師の無料相談など、専門性の高いサポートを受けられるクリニックもあり、LINE対応やチャット診察など、使い慣れたツールで気軽に相談できる環境も整っています。

それでは、各クリニックの特徴を詳しく見ていきましょう。

DMMオンラインクリニックは診察料0円で土日も診察可能

 DMMオンラインクリニック
デエビゴの価格
(税込)
5mg:7,370円~
10mg:14,740円~
※らくらく定期便1ヶ月ごとの価格
入眠改善プラン7日分:3,520円
(デエビゴ5mg 7錠+加味帰脾湯/14包)
熟眠プラン7日分:3,520円
(デエビゴ5mg 7錠+酸棗仁湯/14包)
診療時間24時間
※年末年始を除く
診察料初診料・再診料 0円
システム利用料なし
配送料(税込)550円

DMMオンラインクリニックは、平日はもちろん土日祝日も診察に対応している24時間※1オンライン診療のプラットフォームサービスで、初診・再診とも診察料が無料という大きなメリットがあります。

配送料は全国一律550円(税込)ですが、東京・大阪の一部エリアでは8:00~20:00の時間帯で当日配送サービスの追加オプションに対応しています※2

デエビゴ5mgはお試しプランなら7日分から処方可能で、初診の方でも始めやすいです。 加味帰脾湯などの漢方薬と組み合わせたプランとなっていて、その他単剤処方も用意されており、症状に応じた柔軟な処方が受けられるのも魅力の一つ。

定期配送による割引もあり、継続的な治療を検討している方にとって経済的負担を軽減できるシステムとなっています。

※1 年末年始を除く。診療は提携先医療機関である、医療法人社団DMHが行っています。
※2 年末年始は交通状況により遅延が発生する可能性があります。20:00以降の診察は対応しておりません。ヤマト運輸営業所・コンビニ・PUDOへの配送は対応しておりません。詳しくはエリアごとに当日便の利用金額が異なりますので、公式TOPページをご参考ください。

デジタルクリニックは24時間365日いつでも診察対応

デジタルクリニック
デエビゴ5mgの価格
(税込)
1ヶ月:7,480円
3ヶ月:21,318円(7,106円/月)
診療時間24時間
診察料(税込)初診料:1,650円
再診療:0円
システム利用料なし
配送料(税込)550円

デジタルクリニックは、その名の通りデジタル技術を活用したオンライン診療サービスで、最大の特徴は24時間365日いつでも診察を受けられる点です。

深夜勤務の方や不規則な生活リズムの方でも、24時間対応ですから自分の都合に合わせて診察予約を入れることができます。 仕事終わりの遅い時間でも当日予約ができ、薬は翌日に届くという利便性の高いサービスです。

デエビゴ5mgは月額7,480円(税込)から処方可能で、定期配送を利用すると最大15%の割引が適用されます。 12ヶ月プランでは月額6,358円(税込)まで価格が下がるため、長期的な治療を考えている方にとって嬉しい設定です。

専門の医療チームによる24時間のチャット相談サポートも特徴的で、薬の副作用や服用方法について不安がある時にいつでも相談できる安心感があります。

QBクリニックは診察料込みで薬代のみの明朗会計

QBクリニック
デエビゴ5mgの価格
(税込)
1ヶ月:6,900円
定期配送:6,300円/月
診療時間24時間
診察料0円
システム利用料なし
配送料(税込)500円

QBクリニック(QUIC BEAUTY CLINIC)は、シンプルで分かりやすい料金体系が特徴のオンライン診療専門クリニックです。

診察料が薬代に含まれているため、追加料金の心配がなく、かかる費用は薬代と配送料だけという料金設定。初めてオンライン診療を利用する方でも、料金面での不安を感じることなく治療を始められます。

非ベンゾジアゼピン系のルネスタジェネリックと、オレキシン受容体拮抗薬のデエビゴを主に取り扱っており、症状に応じて適切な薬を処方。 医師がオンライン診療で患者様の状態を詳しく聞き取り、最適な睡眠薬をアドバイスしてくれるため、どの薬が自分に合うか分からない方にも利用しやすいクリニックです。

横浜フロント脳神経外科・泌尿器科は専門医がオンライン診療で処方

横浜フロント脳神経外科・泌尿器科
デエビゴの価格
(税込)
初月:2,980円
2ヶ月以降:9,680円
3ヶ月定期:22,340円(約7,447円/月)
診療時間LINEで確認
診察料記載なし
システム利用料(税込)記載なし
配送料(税込)記載なし

横浜フロント脳神経外科・泌尿器科では、LINEを利用したオンライン診療を通じてデエビゴの処方を含む不眠症治療を提供。初月はお試し価格、その後も月額9,680円(税込)で継続可能です。単月での継続に比べて、3ヶ月まとめて申し込むことで月あたり約2,200円ほどお得になります。

LINE上での診療行為は連携先医療機関の一般社団法人徳志会の医師が担当。専門医による評価・フォローのもと、個々の症状に合った治療プランが組まれるので、継続的に眠りの質を改善したい方におすすめの選択肢と言えるでしょう。

CUREAオンライン睡眠外来は睡眠専門医が診察

CUREAオンライン睡眠外来
デエビゴ5mgの価格
(税込)
定期コース初回:2,980円
通常価格:9,680円
診療時間24時間
診察料無料
システム利用料(税込)1,650円
配送料(税込)550円

CUREAオンライン睡眠外来は、相談から処方までLINEで完結するオンライン診療サービスを提供。 公式LINEを友だち追加し、事前に回答した問診内容をもとにしてLINE上で医師が診察、処方確定後に決済が確認でき次第、最短翌々日に自宅ポストで薬を受け取れます。

最短10分で処方が完了するスピーディーな対応も魅力的で、24時間受付により忙しい方でも利用しやすい環境を整備。土日祝日も受診OKですが、問診票受診後の医師による診察は営業時間内の対応になりますので注意しましょう。

med.は湘南美容クリニック医師監修で大手の安心感

med.
デエビゴ2.5mgの価格
(税込)
初回10日分:2,700円
30錠:6,000円
診療時間10:00〜23:00
診察料0円
システム利用料なし
配送料(税込)550円

med.は、全国247院を展開する湘南美容クリニックグループと提携したオンライン診療プラットフォームです。 豊富なオンライン診療実績を持っている湘南美容クリニックの医師により診察を受けられるのが大きな特徴で、医師が必要と判断した場合は、全国の湘南美容クリニックで対面診療も受けられるハイブリッド型のサービスを展開しています。

オンラインで不安な時も対面診療でのフォローアップが可能という安心感は、初めてオンライン診療を利用する方にとって心強いサポートとなります。

診察料は無料という利用しやすい料金設定で、通院時に通常かかる診察料や交通費、移動時間を節約できるため、忙しい方にとって大きなメリットとなっています。診察後、処方されたお薬は15時までの決済で最短当日発送です。

また、湘南美容クリニックのポイント制度SBCポイントが利用でき、継続的な治療においてポイントを活用した割引が受けられます。

Tawara Clinicオンラインは国産正規品の厳選された処方薬

Tawara Clinicオンライン
デエビゴ5mgの価格
(税込)
20錠:6,050円
50錠:12,100円
診療時間月・水・金20:00〜22:00
診察料(税込)1,100円
※薬代11,000円以上で無料
システム利用料なし
配送料0円

Tawara Clinicオンラインは、医療法人東横会の運営するオンライン自費診療のクリニックです。料金システムは、送料無料で「診察料1,100円(税込)と薬代のみ」という明瞭かつシンプルな仕組みになっています。

薬代が11,000円を超える場合には診察料も無料です。薬の発送は可能な限り当日もしくは翌営業日中に行っており、数日以内には自宅に届きます。そのため、調剤薬局へ行く必要がありません。

治療薬としては非ベンゾジアゼピン系睡眠薬に限定して処方しており、 ベルソムラ、デエビゴ、ルネスタ(ジェネリック)の3種類から、患者様の症状に最適な薬を選択して処方します。

むずむず脚症候群の治療薬であるレグナイトも取り扱っており、不眠の原因となる様々な症状に対応しており、すべて国内メーカー製の認可を受けた薬のみを使用している点もポイントとなっています。

診療時間が月・水・金の20:00〜22:00のみとなっていますので、ご利用の際はその点にご注意ください。

Fair Clinicは最短当日発送で急ぎの人にも対応

Fair Clinic
デエビゴ5mgの価格
(税込)
初回お試し(1週間分):3,850円
2回目以降(30錠):6,270円
診療時間受付時間
平日 10:00~17:00
診察料なし
システム利用料なし
配送料なし

Fair Clinicは、スピーディーな対応を強みとするオンライン診療サービスを提供。LINEで24時間予約ができ、友だち登録後、事前問診、LINEビデオで診察が行われるため、今すぐ治療を始めたい方に最適です。 LINE診療なので、初めてオンライン診療を利用する方でも迷うことなく手続きできるシステムになっています。

処方薬はデエビゴなど4種類の薬剤を取り扱っていて、初回お試しは1週間分、2回目以降は1ヶ月分の処方となっています。薬は最短当日発送となっており、プライバシーに配慮して内容欄は「ご注文の品」とだけ明記されるため、家族など周囲の方に知られずに受け取ることができます。

支払いはPayPay払いも可能なためお会計も手軽です。

UnMed Clinic Motomachiはオンライン診察で気軽に相談できる

UnMed Clinic Motomachi
デエビゴ5mgの価格
(税込)
診療時に要確認
診療時間診療カレンダーによる
診察料(税込)初診料:2,880円
再診療:1,500円
システム利用料予約料0円
配送料

UnMed Clinic Motomachiは、患者様の医学的ニーズに応えることを理念とした、横浜市に拠点を置くクリニックです。 CLINICSアプリを使用したオンライン診療システムを採用しており、スマートフォンやタブレットから簡単にアクセス可能。 顔の見えるビデオ通話による診察が基本で、WEBで24時間予約可能です。

不眠症外来は保険診療となり、症状に合わせてデエビゴ、ルネスタ、ロゼレムなどの治療薬を処方しています。 処方箋は近くの調剤薬局で受け取りになるため、事前に薬の取り扱いがあるかどうかを確認してから薬局へ行くとスムーズです。

オンライン診療予約の変更・キャンセルについて、当日予約時間になっても連絡がつかない場合にはキャンセル料2,200円(税込)がかかりますので、都合が悪くなった場合は早めに連絡をしておきましょう。 

東京形成美容外科は定期便で購入可能

東京形成美容外科
デエビゴ5mgの価格
(税込)
初月:2,980円
3ヶ月定期:22,340円(9,680円/月)
診療時間LINEで確認
診察料
システム利用料
配送料

東京形成美容外科では、不眠症に悩む方へデエビゴの定期配送サービスを提供しています。同クリニックのオンライン診療はLINEで手軽に受診でき、3ヶ月の定期セットで処方。初月2,980円(税込)のお試し価格から始められ、2ヶ月目以降は月額9,680円(税込)の3ヶ月定期セットで継続できます。

処方された薬は自宅まで配送されるため、通院の手間がありません。診察は徳志会所属の医師が担当し、診療後のサポートもLINEで完結。定期便なら薬切れの心配もなく、継続的な治療が可能です。

オンライン診療なら忙しい方や通院が困難な方でも、専門医による適切な不眠症治療を自宅で受けられます。東京形成美容外科の不眠症(睡眠外来)はオンライン診療のみの対応です。

診療後の質問や問い合わせもすべてLINEで可能なので、忙しい方でも利用しやすい体制が整っています。

デエビゴを処方してもらえるオンラインクリニックの選び方

デエビゴを処方してもらえるオンラインクリニックの選び方

デエビゴをオンライン診療で処方してもらう際、どのようにクリニックを選んだらいいのでしょうか。

デエビゴは多くのオンライン診療クリニックが取り扱っていますが、単に価格だけで決めるのではなく、医療機関としての信頼性、料金体系の透明性、治療後のフォロー体制など総合的な視点が必要です。適切なクリニックを選ぶことで、安心して継続的な治療を受けられるようになります。

具体的にどのような点をチェックすべきか、3つの重要なポイントに分けて詳しく解説していきます。

薬代・診察料・送料を含めた総額で比較する

オンライン診療の料金は一見分かりにくく、表示価格だけで判断すると思わぬ出費につながることがあります。デエビゴの処方価格は自由診療で月額6〜7千円前後というクリニックが多いですが、これは薬代のみの価格です。実際には診察料(初診料・再診料)やシステム利用料が加算されます。さらに薬の配送料も別途かかる場合があります。

料金比較の際は、必ず「薬代+診察料+送料+システム利用料」といった総額で計算することが重要です。例えば、薬代が安くても診察料やシステム利用料が高額なクリニックもあれば、診察料と配送料が無料で薬代のみというクリニックもあります。

各クリニックの公式サイトで料金内訳を確認し、3ヶ月や6ヶ月など長期的な総額を比較検討することで、本当にコストパフォーマンスの良いクリニックを見つけることができます。

厚生労働省の指針に沿って運営している医療機関であることを確認する

オンラインクリニックで医薬品を購入する際は、厚生労働省の指針に沿って適切に運営されている医療機関を選びましょう。

厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では、オンライン診療で初診時に処方を受ける際いくつか医薬品の処方についての制限があり、患者自身が希望した場合でも医師が処方すべきでないと判断することがあるとしています。

オンライン診療の初診について、下記の処方が禁止されているとしています。

・ 麻薬及び向精神薬の処方
・ 基礎疾患等の情報が把握できていない患者に対する、特に安全管理が必要な薬品
・ 基礎疾患等の情報が把握できていない患者に対する8日分以上の処方

参照元:オンライン診療で処方を受けるにあたって注意が必要なお薬一覧|厚生労働省

麻薬や向精神薬等は副作用のリスクや依存性が高いため、オンライン診療で安易に処方するべきではないということのようですが、向精神薬については「厚生労働省が定めた本件に関する講義を受講した医師及び精神保健指定医もしくは精神科専門医は処方可」という例外規定があるようです。

デエビゴなど一部の睡眠障害治療薬は向精神薬に指定されていないので、オンラインでの処方が可能です。

また、オンライン診療を行う医師は、厚生労働省の指定する研修を受講しなければならないとしています。

安全なオンラインクリニックかどうかは、こうした医薬品について安易な処方をせず慎重に行うなどリスクマネジメントにきちんと努めているかどうか?厚生労働省の指針を守っているかといった点も考慮してもいいかもしれません。

診察後のサポート体制をチェックする

不眠症の治療に用いられる睡眠薬は、継続的な服用と体調の変化に応じた調整が必要となるため、診察後のサポート体制も大切なポイントです。

オンラインクリニックでは、薬の受け取り後にチャットやLINEでの相談窓口を設けているところがあります。相談窓口では服薬に関する質問や副作用についての簡単な相談が可能です。中には薬剤師によるオンラインでの服薬指導を受けられるサービスもありますから、初めて睡眠薬を使用する方でも安心できる体制が整えられたクリニックを選ぶといいでしょう。

また、一部のサービスでは、アプリやウェブ上から再診予約の手続きがスムーズに行えるシステムも導入されており、必要に応じてすぐに医師と再度相談できる仕組みが用意されています。

副作用への対応や、再診の受けやすさ、日常的な相談のしやすさなど、診察後のフォロー体制はクリニックごとに異なります。長期的な治療を無理なく続けるためにも、治療後の連絡手段やサポート内容を事前に確認しておくことが大切です。

デエビゴとは?睡眠薬の特徴を解説

デエビゴとは?

デエビゴ(一般名:レンボレキサント)とは、2020年に日本で承認・発売された新しいタイプの睡眠薬です。覚醒の維持に関与する脳内物質「オレキシン」の働きをブロックすることで、入眠をサポートする薬剤に分類されるオレキシン受容体拮抗薬です。

従来のベンゾジアゼピン系睡眠薬が脳全体の活動を抑制するのに対し、デエビゴは覚醒を司る特定の神経回路に選択的に作用するというように、作用の仕組みが異なります。

オレキシン受容体拮抗薬の仕組み

オレキシンは視床下部で産生される神経ペプチドで、日中は増加し、夜間は減少する日内リズムに従って分泌されます。オレキシンは覚醒の維持に重要な役割を果たし、脳内の受容体に結合することで私たちは覚醒状態を保っています。

デエビゴ(レンボレキサント)は2種類のオレキシン受容体に結合し、オレキシンがこれらの受容体に結合するのを阻害します。これにより覚醒システムの働きを抑制し、生理的な睡眠状態へと促すことができます。

参照元:https://www.eisai.co.jp/news/2020/news202005.html

デエビゴと市販の睡眠改善薬との違い

ドラッグストアで購入できる睡眠改善薬の代表例としてドリエルがあります。第2類医薬品に分類されており、抗ヒスタミン剤の一種、ジフェンヒドラミン塩酸塩の副作用である眠気を利用して、一時的な不眠症状を緩和する目的で使用されます。

一方、デエビゴは医師の処方が必要な医療用医薬品であり、不眠症の診断にもとづいた治療に使用されます。

項目ドリエル(睡眠改善薬)デエビゴ(睡眠薬)
分類一般用医薬品医療用医薬品
入手方法薬局・ドラッグストア医師の処方が必要
主な用途一時的な不眠症状の緩和に医師の診断に基づく不眠症の治療
使用期間の目安短期間の使用使用
(長期使用は非推奨)
医師の管理の下で継続使用可能

睡眠改善薬はあくまで一時的な不眠症状の緩和が目的で、慢性的な不眠症に対する医療用睡眠薬とは根本的に異なる医薬品です。

デエビゴに処方箋が必要な理由

デエビゴは医療用医薬品であり、その効果の反面、副作用や使用上の注意点もあるため医師や薬剤師の適切な指導の下での使用が必要な薬です。

デエビゴには2.5mg、5mg、10mgの用量があり、オンライン診療では一般的に5mgが処方されることが多いですが、患者の症状や体質、他の薬との飲み合わせなどにより個別に調整されます。

また、次のような方はデエビゴを服用することができません。

  • デエビゴの成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 重度の肝機能障害のある患者

さらに、年齢や既往歴、他の薬剤との相互作用なども考慮する必要があるため、慎重な判断が求められます。医療用医薬品は、医師が患者一人ひとりの状態を把握し、適切な診断と治療方針を立てたうえで処方されるものです。

一般用医薬品が症状を緩和する対症療法を目的とするのに対し、デエビゴのような医療用睡眠薬は不眠症の症状に対する治療薬として使用されており、医師による適切な診断と管理が安全な治療の前提となります。

デエビゴと他の睡眠薬の費用対効果を比較

睡眠薬を選ぶ際には、価格だけでなく、薬の特徴や副作用などを総合的に考えることが大切です。以下は代表的な睡眠薬です。

デエビゴ2020年発売の比較的新しいオレキシン受容体拮抗薬
ベルソムラ2014年に日本で発売。世界初のオレキシン受容体拮抗薬
マイスリー2000年発売の代表的な睡眠薬。非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
ルネスタ2012年発売の非ベンゾジアゼピン系睡眠薬

不眠のタイプ(入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒など)や、他に服用している薬の有無などによって、適した薬剤は異なります。服用を検討する際は、医師の診察を受けて、症状や体質に応じた薬剤を選ぶことが大切です。

具体的な薬価比較と、それぞれの特性を踏まえた経済的メリットを詳しく解説します。

デエビゴとベルソムラの違い

デエビゴとベルソムラは、どちらもオレキシン受容体拮抗薬に分類される睡眠薬です。薬価を比較すると、デエビゴ5mg錠が82.7円、ベルソムラ15mg錠が90.8円となっており、薬価上ではベルソムラよりもデエビゴが低く設定されています。

薬剤名デエビゴ錠ベルソムラ錠
薬の分類オレキシン受容体拮抗薬オレキシン受容体拮抗薬
有効成分レンボレキサントスボレキサント
薬価(税込)2.5mg:52.1円
5mg:82.7円
10mg:123.6円
10mg:69.3円
15mg:90.8円
20mg:109.9円
禁忌・過敏症
・重度の肝機能障害のある方
・過敏症
・CYP3Aを強く阻害する薬剤との併用

また、併用薬の制限においても違いがあります。ベルソムラはCYP3Aを強く阻害する薬との併用が禁忌となっているケースが多いのに対し、デエビゴは用量調整により併用可能な場合があり、他の薬を服用している患者さんにとっては選択の幅が広がるメリットがあります。

マイスリーからデエビゴへ切り替えるメリット

向精神薬に分類される睡眠薬(マイスリーなど)は、初診のオンライン診療では処方できない規制があるため、デエビゴのようなオレキシン受容体拮抗薬が選択されることがあります。

マイスリーとデエビゴはどちらも不眠症の治療薬ではありますが、デエビゴはオレキシン受容体拮抗薬、マイスリーは非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で作用の仕方が異なります。

マイスリーは1錠あたり20.6円(5mg)で、睡眠薬として長年広く使用されてきた薬です。しかし、向精神薬として指定されているため、長期使用には注意が必要です。

一部医療機関では、使用薬剤を変更する事例も見られます。

2022年7月1日より、 病棟常備薬を『マイスリー錠 5mg(ゾルピデム)』から『デエビゴ錠 2.5mg(レンボレキサント)』に変更します。

引用:埼玉協同病院

ただし、処方薬の切り替えは医師の判断に基づいて慎重に行われる必要があります。現在の処方では改善がみられない場合や副作用から日常生活に支障をきたしているといった場合、医師に薬の変更を相談してみましょう。

ルネスタと比べた薬価や作用時間の違い

ルネスタも非ベンゾジアゼピン系の不眠症治療薬です。マイスリーと違い、向精神薬ではなく睡眠薬に分類されます。

ルネスタ2mg錠の薬価は52.8円で、デエビゴ5mg錠の82.7円と比較するとルネスタの方が1錠あたりの価格はやや抑えられています。

項目デエビゴ錠ルネスタ錠
薬の分類オレキシン受容体拮抗薬非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
有効成分レンボレキサントエスゾピクロン
薬価(税込)2.5mg:52.1円
5mg:82.7円
10mg:123.6円
1mg:32.6円
2mg:52.8円
3mg:63.7円
最高血中濃度
到達時間
約1〜1.5時間約1時間
半減期約50時間(長時間作用型)約5時間(超短時間作用型)
依存性リスク低いベンゾジアゼピン系よりは低い

作用時間が短いため主に入眠困難に対し用いられますが、使用を継続する中で効果の持続時間や耐性形成の可能性に留意する必要があります。そのため、症状によって3mg錠(63.7円)への増量が必要になった場合、デエビゴとの価格差は縮小します。また、ルネスタ特有の副作用として苦味があります。

一方、デエビゴは比較的長期間作用するため、入眠困難と中途覚醒の両方をサポートする設計です。医師の指導のもと、単剤で複数の不眠症状に対応できる可能性があるため、薬剤の併用を避けたいケースや夜間覚醒が気になる方にも処方されることがあります。

依存リスクや通院頻度に応じた医療負担の検討を

睡眠薬の継続使用では、依存や耐性の形成が問題となる場合があり、用量の調整や医療機関でのサポートが必要になることもあります。これに伴い、通院回数や医療費が増加する可能性も指摘されています。

オレキシン受容体拮抗薬の一つであるデエビゴは、臨床試験において中止後の反跳性不眠や離脱症状が見られなかったと報告されており、依存リスクが比較的低い薬として位置づけられています。

このような特徴により、長期的には経済面にも配慮された選択肢として検討されることがあります。ただし、薬剤の選択は症状や体質に応じて、医師の判断のもとで行う必要があります。

参考:https://www.eisai.co.jp/news/2020/news202036.html

デエビゴの服用方法と注意点

デエビゴの服用方法と注意点

デエビゴは通常、成人に対して1日1回5mgを就寝直前に経口投与します。効果や症状に応じて適宜増減しますが、1日1回10mgを超えません。

服用時には食事や他の併用薬との相互作用に注意が必要です。特に肝機能障害のある方や、特定の薬を服用中の方は医師による慎重な判断が求められます

ここではデエビゴの正しい服用方法から注意点について確認してみましょう。

就寝前の正しい飲み方

①就寝直前に服用する

デエビゴは必ず就寝直前に服用してください。服用後は30分程度で効果が現れるため、寝る準備を整えてから飲むことが重要です。

②途中で起きて活動する予定がある場合は服用しない

デエビゴは作用時間が長いため、服用後に一時的に起床して仕事などの活動する予定がある場合は使用を避けましょう。翌朝まで十分な睡眠時間を確保できる場合にのみ服用してください。

③食中または食後の服用は避ける

食事と同時または食直後の服用は避けましょう。食後投与では空腹時に比べて血中濃度の上昇が遅れ、入眠効果の発現が遅くなる可能性があります。

併用を避けるべき薬や飲み物

デエビゴはCYP3Aという肝酵素によって代謝されるため、この酵素を強く阻害する薬剤との併用には注意が必要です。併用によって血中濃度が上昇し、副作用が強く発現するおそれがあります。

注意すべき併用薬の例
  • フルコナゾール
  • エリスロマイシン
  • ベラパミル
  • イトラコナゾール
  • クラリスロマイシン等

これらの薬との併用は、併用の可否を医師が慎重に判断するか、併用する場合にはデエビゴの用量を1日1回2.5mgに減量する対応が必要です。

また、アルコールとの併用も避けるべきです。併用により精神運動機能が相加的に低下し、転倒などのリスクが高まるとしています。

記載はありませんがグレープフルーツジュースもCYP3A酵素を阻害するため、デエビゴとの併用は避けた方が良いでしょう。

他の睡眠薬との併用については有効性・安全性が確立されていないため、医師の指示なく複数の睡眠薬を同時に使用することは控えてください。

副作用が出た場合の注意点

デエビゴの主な副作用として以下のような症状などが報告されています。

  • 眠気
  • 頭痛
  • 倦怠感
  • めまい 他

使用上の注意として、翌朝以降も眠気が残ることがあるため、自動車運転や機械の操作等は控えてください。これは、多くの睡眠薬でも共通する注意事項です。

いずれの副作用も、日常生活に支障をきたす場合は自己判断せず、必ず医師に相談して適切な対処法を検討することが大切です。

デエビゴ購入前に知っておきたい費用負担の軽減方法

デエビゴは医療用医薬品であるため、購入には医師の処方が必要で、薬代に加えて診察料もかかります。保険適用の有無によって費用は大きく変わりますが、オンライン診療では自由診療となるケースが多く、費用が高くなる傾向にあります。

医療費控除や健康保険組合の独自給付など、活用できる制度を知っておけば実質的な負担を軽減できます。以下で詳しく解説していきます。

デエビゴは保険適用になるケースとならないケースがある

対面診療で不眠症と診断された場合、デエビゴは原則として保険適用となり、3割負担で処方されます。一方、オンライン診療では、クリニックによって保険診療と自由診療に分かれており、保険適用のオンライン診療では対面診療とほぼ同等の費用負担となります。

自由診療の場合には薬価は10割負担となり、薬代に加えて診察料がかかります。またオンライン診療の場合にはそれに送料やシステム利用料などもかかります。

以下は保険が適用されない自由診療の、DMMオンラインクリニックでデエビゴが処方された場合にかかる費用です。

デエビゴ錠5mg(30錠)単月(税込)らくらく定期便
1ヶ月ごと(税込)
薬代のみ8,690円/月7,370円/月
薬代+配送料9,240円/月7,920円/月
DMMオンラインクリニックの料金

保険適用を希望する場合は、事前にクリニックの診療体制を確認することが重要です。

自由診療でも医療費控除は使える

オンライン診療ではクリニックによっては自由診療となると前述しましたが、自由診療であっても、医療費控除の対象となります。医療費控除は、保険診療・自由診療を問わず、治療目的の医療費であれば対象となるためです。

医療費控除の対象となる医療費
・医師または歯科医師による診療または治療の対価(ただし、健康診断の費用や医師等に対する謝礼金などは原則として含まれません。)
・治療または療養に必要な医薬品の購入の対価(風邪をひいた場合の風邪薬などの購入代金は医療費となりますが、ビタミン剤などの病気の予防や健康増進のために用いられる医薬品の購入代金は医療費となりません。)

引用元:医療費控除の対象となる医療費|国税庁

年間の医療費が10万円(所得200万円未満の場合は所得の5%)を超えた部分について、所得控除を受けることができます。

デエビゴを含む睡眠薬の費用も、不眠症治療という明確な治療目的があるため控除対象です。オンライン診療の診察料、システム利用料、薬代などが医療費控除の計算に含められます。

領収書は必ず保管し、確定申告時に「医療費控除の明細書」に記載して申請します。医療費通知に記載されない自由診療分は、個別に明細書への記入が必要となります。なお、医療費控除は過去5年間までさかのぼって申請可能で、家族の医療費も合算できます。

自由診療の場合、保険適用よりも治療費が高くついてしまいますから、こうした制度をどんどん利用していきましょう。

確定申告で取り戻せる金額

医療費控除により減らせる可能性があるのは、「所得税」と「翌年度の住民税」です。

オンライン診療でデエビゴを月8,000円で1年間購入すると年間9.6万円となり、他の医療費と合わせて10万円を超えれば控除対象です。所得が高い人ほど税率が高くなるため、所得税の還付金額も大きくなります。

申請は確定申告書に医療費控除の明細書を添付して行い、e-Taxを使えば自宅から申請可能です。医療費の領収書は5年間保管義務がありますが、提出は不要となっています。デジタル化された領収書でも問題なく、オンライン診療の利便性を損なうことなく控除を受けられます。

健康保険組合独自の補助制度が使えることも

大手企業の健康保険組合では、高額療養費制度に加えて独自の「付加給付制度」を設けている場合があります。

自己負担額がその健康保険組合が定めた一定額を超えた場合、超過分が自動的に払い戻される仕組みです。この制度により、実質的な自己負担額が大幅に軽減されます。

例えば、日本製鐵健康保険組合の付加給付制度では、「自己負担額が25,000円を超えたとき」となっています。つまり医療費の自己負担額が月3万円の場合、25,000円を超える5,000円が約3か月後に健康保険組合から自動給付されるという仕組みです。申請は不要で、診療報酬明細書(レセプト)に基づいて計算され、給与振込口座に振り込まれることが一般的です。

ただし、全国健康保険協会(協会けんぽ)や国民健康保険にはこうした制度がないため、中小企業勤務者や自営業者は対象外となります。また「一定額」も組合によって金額の違いがあるため、自身の加入している健康保険組合のホームページや、会社の人事部門で制度の有無と内容を確認することをおすすめします。

デエビゴについてのよくある質問

デエビゴは不眠症治療薬として注目されていますが、購入方法や安全な購入先など、まだまだ広く知られていないことが多いです。医師の処方が必要な医薬品だからこそ、正しい情報を知ることが大切になります。

安心して治療を受けるために知っておくべき情報を解説していきます。

個人輸入サイトを利用してデエビゴを購入するの危険?

個人輸入サイトでのデエビゴ購入は極めて危険です。厚生労働省によると、個人輸入された医薬品は日本の薬機法に基づく品質・有効性・安全性の確認がなされていないためリスクがあり、使用による健康被害なども報告されています。

偽造医薬品には有害物質が含まれていたり、成分量が規定と異なっていたりする事例が多数報告されています。さらに深刻なのは、個人輸入した医薬品で健康被害が生じても「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となることです。この制度は正規ルートで購入した医薬品による健康被害のみが対象となるため、個人輸入では一切の救済を受けられません。

医師の診察なしに使用すると、併用禁忌薬との相互作用や重篤な副作用のリスクも高まります。安全性と有効性が保証された正規品を、医師の適切な指導のもとで使用することが大切です。

デエビゴのジェネリック医薬品は存在する?

2025年時点では、デエビゴのジェネリック医薬品はまだ発売されていません。デエビゴは2020年7月にエーザイ株式会社から発売された医薬品であり、後発品の製造・販売はできない状況です。一般的に新薬の特許期間は20〜25年程度とされており、デエビゴのジェネリック医薬品が登場するには相当の期間が必要となります。

ジェネリック医薬品は先発品と同じ有効成分を同じ量含み、同等の効果を示すことが試験で確認されていますが、製造方法や添加物、剤型などは製薬会社によって異なる場合があります。

ジェネリック医薬品の薬価は一般的に先発品の5割程度、中にはそれ以上安く設定されるため、将来的には月々の薬代負担が軽減される可能性があります。

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